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田頭茶鋪の深蒸し茶

■軍港の街、広島県呉市

この街で、1930年に初代田頭喜作が茶問屋、小売り、茶道具販売をはじめとした田頭商店を創業し、老舗のお茶問屋へと成長させ、駆逐艦の名前をお茶に命名して戦前から海軍さんへも納品していました。海軍さんが好むのは濃いコーヒーだったことから、お茶もインパクトの強い濃い味が好まれるかもしれないと、深蒸し茶の販売を開始し、そして邑彩(ゆい)社長が継いだ時に、深蒸し茶のティーバッグを開発、Yui tea (結茶)ブランドを展開します。

初代田頭喜作の妻(菊枝)初代田頭喜作の妻(菊枝)
二代目 田頭昭三二代目 田頭昭三

■創業者の名を冠した、秘伝の特蒸し高温火入れ茶「特選喜作」

深蒸し茶の歴史は浅く、戦後の静岡県で誕生します。硬い茶葉をどうにか美味しく飲める方法はないかと試行錯誤の末に生まれた製法です。

田頭茶鋪の秘伝の煎茶「特選喜作」は、普通煎茶よりも2~3倍蒸し時間の長い特蒸し茶で、渋みが少なくまろやかで甘みやうまみのあるお茶です。 また長く蒸すことで細胞が脆くなり、茶葉が細かくなることで、濃い水色と重量感のある濃厚な味を作り出します。ただし、蒸し時間を延ばすと新鮮な香りが抑えられてしまいます。 そこで日本一の高温120℃以上で火入れをし、火香をつけることで芳醇な香りと甘みを同時に引き出しています。お茶づくりへの想いが詰まった自慢の味です。

蒸し機蒸し機
茶畑茶畑
火入機火入機
ティーバッグティーバッグ

■深蒸し茶のティーバッグ

「お茶問屋の娘なのに、あまり急須でお茶を淹れて飲まない。でも、お気に入りの煎茶ティーバッグではお茶を沢山飲んでいる…」 そう気づいた邑彩社長は、急須に茶葉を入れて飲むのではなく、手軽にお茶を淹れられる深蒸し茶のティーバッグの開発に乗り出します。 昔からある紙のティーバッグでは、茶葉が紙のにおいを吸着してしまうので、絹目製のピラミッド型ティーバッグに丸ごと茶葉を入れました。茶葉がホッピングして急須で入れた時と同じような味や香りを抽出することができます。

■喜作に続く、自慢の煎茶たち

深むし高温火入れ製法を特徴とする田頭茶鋪のお茶は、葉力のある肉厚の茶葉を使用しています。茶葉は、冬期に栄養分をしっかり含んだ一番茶(新茶)で、静岡、鹿児島、八女、宇治の契約農家のものにこだわっています。 田頭茶鋪のほうじ茶は深むし茎茶と、浅むし茎茶を別々に強火で丁寧に焙じて、秘伝の割合で合組(ブレンド)しています。香りと甘味が強く、まろやかな味わいです。