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田頭茶鋪の抹茶と茶道

■お茶どころではない広島県で…

抹茶といえば京都、近年は福岡県八女市、名古屋の西尾市、鹿児島県、三重県でも盛んに抹茶を生産されています。しかし、お茶畑が広がるようなお茶どころでもない広島県呉市で抹茶を販売するには、どうしたらよいか…そこで、発想の転換をします。有名な産地ではない分、好きな場所から美味しい抹茶だけを自分で選べる自由がある!これは煎茶選びにも当てはまることでした。

■日本茶生産量のうち0.01%以下の希少な抹茶

そうして、お茶の産地に足を運び、農家さんを訪ねては試飲を重ね、美味しいと思う抹茶を手に入れます。田頭茶鋪が抹茶を選ぶポイントは、甘み旨みの強いものです。 上級な抹茶は、甘み旨みが強く、鮮やかな緑色をしています。被覆をした一番茶の一芯二葉だけを手摘みし、石臼でゆっくりと挽きます。世界中の茶生産量のうち、日本茶はたったの1%、そのうち抹茶は6%、さらにそのうち手摘みで石臼挽きの抹茶は15%しかありません。つまりこの手間と時間をかけて作られる抹茶は日本茶の中でも0.01%以下。とても希少な抹茶をお客様にお届けしております。

■ベストな組み合わせを探して

田頭のスイーツやドリンクに使用する抹茶は、その美味しさを引き出せるよう、それぞれに合ったランクの抹茶を選んでいます。 同じチャの木でも、気候によって1年ごとに出来上がるお茶の味は変わります。そのためカフェのソフトクリームに使用している抹茶から茶道で使う茶名のある抹茶まで、その年の味によってレシピや合組を調整します。上質なものがすべてにおいて良いのではなく、ベストな組み合わせを探し続けています。

■日本茶、茶道を世界へ

呉市は茶道裏千家青年部発祥の地でもあり、昔から文化度も高く、茶道も盛んでした。ゆい社長は高校生のころから茶道に触れ続けています。 温故知新、古いものや知恵を大切にし、そこから時代に合わせて新しいもの生み出す、茶道も同じです。椅子に座って行うお点前、立礼(りゅうれい)は、裏千家十一代玄々斎宗室が海外からの客人を考慮して考案したものです。 茶道を習う人の数が減少している中、茶の道を歩む方だけでなく、日常の中でもっと身近に日本茶や茶道文化に触れられ、癒される場所を作りたいという想いから、日本茶カフェ田頭茶舗は誕生しました。

素晴らしい茶道具も奥深い茶の湯の世界も、見て楽しんで頂かなくてはもったいない…店舗には歴史ある茶碗や茶釜、茶問屋ならではの茶壷や茶箱を展示し、さらに露地や茶室を再現して心休まる空間を創り出しています。 そして茶席でいただくものと同じように、茶筅を使用し抹茶を点てています。薄茶だけでなく、抹茶ラテや日本茶版アフォガードの抹茶も一つ一つ点て、本格的な味にこだわります。

田頭茶舗にて定期的な日本茶セミナーを開催したり、アメリカや上海にてお点前を披露したりと、日本茶や茶道の素晴らしさを伝える活動も行っています。最近では、遠く離れたシアトルの方々とオンラインでつながり、日本茶の話や自宅で美味しく抹茶を点てるコツをお伝えするセミナーを開催しました。

そして「Yui Yoshinaga」のチャンネル名でYouTubeも開始。日本茶や茶道、そして人生について、さらに一流と呼ばれる方々との対談など、豊富な内容を配信しております。是非、ご覧ください。

今後も様々な形で、日本茶や茶道の魅力を発信してまいります!