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広島県世羅には、インドやスリランカで「神が創った土」と呼ばれる赤土があります。
そして、全国でおよそ3%しか栽培されていない在来種の茶の木が生き残っています。
それらを無肥料・無農薬の自然農法で育て、実った茶の実の種から搾る希少なティーシードオイル。生命力あふれる茶の木から生まれた天然の美容液には、豊かな美容成分が余すことなく含まれています。
やさしく澄んだ黄金色のTea Seed Oilは、コールドプレスで抽出された品質の高いオイルです。
余計なものを加えず、茶の持つ力をそのままに感じていただきたいという想いから、希少ながらも純度100%、本物にこだわりました。
オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸、コエンザイムQ10 などの含有率も高く、特にビタミンE はオリーブオイルの5 倍含まれています。さらに茶の実であるためカテキンも多く含有しています。
茶の実のオイルは、基本スキンケアにプラスする美容液としてご使用いただけます。
オイルの質感は軽く、すっと手に馴染み、しっとりさらりとした肌触りにしてくれます。
体調の乱れや、外的ストレスによる肌トラブルがあっても、一日の終わり、洗顔後にこれを塗れば大丈夫と思わせる安心感があります。
香りは、素材そのままの自然な香り。合成香料はもちろん、他種のオイルやエキスを混ぜていません。緑豊かな茶畑を感じられる健やかな香りです。
品質保持と再生可能の素材という観点からガラスを採用。贅沢なティーシードオイルによく合う、エレガントなボトルは他の化粧品と並べても素敵に映ります。手に馴染みやすく持ち運び易さも重視したスリムな形で、旅先へもご一緒に。
オイルの瓶に合わせ、洗練された化粧箱になりました。
大切な方への贈り物に、また海外の方への日本のお土産としても 喜ばれます。
低温になると、リン脂質が凍り、濁ったり白く固まることがあります。良質なオイルに起こる自然現象です。
コールドプレスで抽出された品質の高いオイルの証です。
温かい部屋に置くと元の透明な状態に戻りますので、湯煎や加熱をしないでください。
酸度は0.2~0.3%。新鮮なエクストラバージンオイルです。
茶の実オイルには、オリーブオイルに含まれていないコエンザイムQ10を含有しています。
さらに弊社の茶の実オイルは、一般的なオリーブオイルよりも約5倍ものビタミンEを、一般的な茶の実オイルよりも約2倍のコエンザイムQ10 を含み、肌に良いとされる成分が豊富であると言えます。
ビタミンE | オレイン酸 | コエンザイムQ10 | |
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一般的なオリーブオイル | 7.6mg | 70〜85g | − |
一般的な茶の実オイル | 36mg | 50.8g | 0.7mg |
TAGASHIRAのTea Seed Oil | 42.7mg | 50.8g | 1.7mg |
(100g当たりの含有量)
チャノ木(学名:カメリアシネンシス)の実の中にある、小さな種から搾ったティーシードオイルは、中国や台湾などでは、「茶油」と呼ばれ古くから親しまれていますが、日本ではあまり知られていません。
白い花が咲き、実がなり、熟すと実が割れはじめ、中から3つの種が現れます。
この種をカラカラと音が鳴る頃まで乾燥させ、さらに種の殻を割り、中から白いナッツの様なものを取り出します。その1つの種からたった数グラムしか取り出せない、とても希少なオイルなのです。
日本の茶畑から収穫するものは主に茶葉です。栄養豊富で美味しい日本茶を作るため、丁寧に茶畑を手入れし、茶葉を育て摘みます。
そうすると、茶の木に咲く可愛らしい白い花や、コロンとした茶の実を目にする機会はとても少ないのです。
しかし、実は日本には放置された茶畑も存在します。広島県世羅町もその一つ。
世羅茶の歴史は古く、中国の修行僧によってもたらされた茶が始まりで、昭和初期、当時の村長がまちおこしとして茶の栽培を奨励しました。
1930年には広島県で初めて製茶の機械化が行われ、1933年には県内唯一のブランド茶である「世羅茶」の販売を開始します。
最盛期には約300tが出荷されており、関東へ出荷していました。平成初期まで生産されていましたが、歴史はあっても作り手は高齢化や後継者不足で減少の一途。かつてのお茶どころでは、荒れ放題の茶畑が放置されていました。
そして手入れがなされていないため、子孫を残そうと茶の木は必至で、そしてひっそりと花を咲かせ実を実らせていました。
インドやスリランカのような紅茶の産地と同じ地質で、「神にしか創れない土」と言われています。
世羅町全体が標高400m程に位置し、町自体が1つの高原となっています。
国内で僅か3%まで減少してしまった希少な実生の茶(在来種)が町内にいくつか生き残っています。根は太く生命力があります。
品種改良のなされていない茶の木の実は、大きさ がバラバラですが、在来種は種が実りやすいので、オイル作りには最適の茶畑です。
これらの恵まれた個性を活かしてテロワール【茶畑をとりまく環境すべて】を存分に感じてもらえる茶の実をつくるため、たどり着いたのが無肥料・無農薬の自然農法でした。
持ち込まず、持ち出さないことで、その土地の個性豊かなお茶が作れると考えています。
ここで採れる茶の実の種は、含油量が多く、搾油率は平均17~18%と高数値。
品種改良の少ない在来種(実生の茶)だから含油量が多いのです。
洗顔後のブースター(化粧水導入液) として、たっぷり素肌に塗り、ハンドプレスして少し時間をおいてください。その後に、化粧水や保湿クリームなど普段のお手入れを行ってください。
オイルはさらっとしていて、ベタつきの少ない質感です。肌になじみやすく、しっとり柔らかな触り心地へ導きます。
また、切り傷、やけど、湿疹、乾燥など、肌トラブルのある箇所に数滴を塗り込みケアして下さい。
保湿・コーティングをして自然治癒を促します。
ビタミンE | 「 飲むお風呂」と例えられるように、血行を良くし、肌細胞に新鮮な酸素や栄養素を届ける働きがある。 抗酸化作用によって、老化や動脈硬化、ガンなどを予防する。脂溶性成分のため、皮膚の奥深くまで浸透し、高い保湿効果を維持する。 |
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オレイン酸 | LDL( 悪玉) コレステロールの上昇を抑える。 肌に近い成分のため、オイルの皮膚への浸透を助ける。 |
リノール酸 | 総コレステロールとLDLを下げる。 |
コエンザイムQ10 | 抗酸化作用によって細胞のダメージを修復し、細胞の働きを活性化させる。 |
茶カテキン | LDL の低下作用、体脂肪低下作用、殺菌作用により免疫力を上げる、 抗酸化作用によるアンチエイジング。 |
混合肌で冬は顔が乾燥しがちでしたが、お風呂上りにオイルを1滴つけるだけで乾燥が防げました。
朝までしっとりもっちり肌です。(30代女性)
アトピーの悩みも落ち着いて、陽を気にしなくて良くなった!(50代女性)
人から見ても、何かしたの?と言われるくらい肌の質感が良くなった!(50代男性)
田頭茶舗とティーシードオイルが出会ったのは、ほんの小さなご縁でした。
ある日、広島県世羅で茶の実オイルを製造している若い夫婦が、相談にやってきました。
日本には高齢化や後継者不足の為、放置され荒れた茶畑が存在します。
かつてのお茶どころであった世羅町もその一つで、荒れた茶畑では必死で生きている茶の木が花を咲かせ実を実らせていました。
そして世羅という土地は茶の実を栽培するには最適の環境条件が揃っており、高成分・高品質のオイルを含む種を収穫することが出来るというのです。
長年、飲むことで得られる茶の力を発信してきましたが、 「茶葉」ではなく「茶の実」の持つ豊富な栄養と希少性の話を聞き、目から鱗が落ちました。茶の可能性を再認識した出来事でした。
弊社のロゴマークの意味のひとつである風呂敷の結び目“musubu”は、「出会いは宝であり、人と人の縁を大切にし、様々なものを組み合わせて身体に優しい商品を作る」という意味を持ち、
このご縁がまさにロゴマークを体現していました。
そうして、この真っ直ぐな人柄の素敵なご夫婦の力になりたいと、一緒に事業をすることになりました。
茶樹や土地本来の力を、負荷をかけず自然に引き出そうとする栽培姿勢からもうかがえるように、とても純朴な甲太郎さん。
そして控え目ながらもしっかり甲太郎さんを支える奥様、智子さん。
茶の実は、成熟すると地面に落ちてしまいます。人が手を加え過ぎない茶畑で、その実を手作業で一つずつ拾い集めるのは、想像よりもハード。茶畑と聞けばイメージが浮かぶような静岡や鹿児島の広がる茶畑と少し異なります。
しかし、少々荒さも感じられる茶畑は自然の力を感じられます。
豊かな自然の中にあるため、天候に左右されたり、立派なスズメバチに出会うこともあります。自然の恵みをいただくのも、なかなか大変な仕事なのです。
そして、やっと拾い集めた実から種を取り出します。
種は固い殻で覆われており、さらにそれを割って、ナッツの様な小さな中身を取り出します。それらを50tもの圧力をかけて丁寧に絞り出します。
西夫妻が茶の実の収穫から製造まで、手作業で丁寧に行っております。
また、1年間の収穫量に限りがございますので、オイルの本数にも限りがございます。
弊社代表の夫・吉長成恭(医学博士、漢方医)や長女・吉長李花(薬剤師)、智子さん(管理栄養士)の助言の下、オイルの性質や豊富なオレイン酸、
そしてオリーブオイルの5倍も含有しているビタミンEを最大限活用できる方法として、肌に直接塗る“美容オイル”としての販売が決まります。
それから環境を整えるため、製造所を新たにしTea Seed Oilの製造を開始しました。
安心してオイルをお使いいただけるよう、清潔な環境で、1本1本丁寧に手作業で搾油や充填を行っております。
“茶飲みともだち”ならぬ“茶の実ともだち”。
Tea Seed Oilのともだちとは、実の殻と種の殻です。
オイルは実の中にある種の殻を割った中身を搾って取り出します。両手いっぱいの種からでさえ、搾り出せるオイルはとても僅かで希少です。
そのため、成熟して実が割れた後の殻や、種を包んでいる種殻が大量に残ります。
ただ、実が割れた後の殻は、お花が咲いたように広がりとても素敵で、種殻もコロコロとしたフォルムが鈴のようで可愛らしいのです。
そこで愛らしい殻たちの利用方法を探しました。
見つけたのは、マルチング材と保燃材としての役割です。
そのお花の様な形をした実の殻は、マルチング材として観葉植物を守ります。
土の温度上昇・低下、乾燥を防ぎ、何よりお花の形がインテリア性を高めてくれます。
一方、油分を含む椿科(カメリアシネンシス)の種の殻は、癒し効果のある焚き火をグレードアップさせてくれる保燃材です。
茶畑にいる様なほんのりと香る自然な茶の香りや、パチパチと燃える音、じんわり灯る明りを長持ちさせ、ほっと癒される時間をお楽しみいただけます。
西夫妻との出会いから、共に事業を行うと決まり、商品化し、発売するまでに2年という長い時間を費やしました。
その間、私たちも毎日オイルを使用ながら、その良さを実感し、社内外でも驚きや喜びの声を沢山いただきました。
日々の肌のお手入れに、この自然由来のTea Seed Oiを加えてみてください。
手に取って、じわぁっと肌になじませれば、肌トラブルが減る。毎日肌の調子が良い。それだけで心健やか、気分が良い!
観葉植物や焚き火にも癒しの力があると言われています。
そこにもう一つ、茶の実ともだちを加えてみてください。
茶って面白い!癒される!と、喜んでいただけると思います。
茶の木の中には、何千年も生きている木があります。それだけの生命力を持った植物なのです。
そして、世羅という特別な土地で育った茶の実の種にも、その力は宿っています。
緑茶は日本人にとって身近な存在です。